もっと楽しむ鉄道模型 ジオラマ作成のテクニック

狭い場所でも線路ができるNゲージ鉄道模型

タンク車

Nゲージというのは、1962年にドイツのアーノルト社がデビューさせた1/160スケール、9ミリゲージの鉄道模型です。HOより小さく、狭いスペースでも線路や沿線情景も固定できる楽しさを、セールスポイントに世界中であっという間に普及しました。カプラーなどは開発したアーノルト社独特の形状になっていますが、Nゲージの標準仕様として認められています。その後に参入したメーカーはヨーロッパと日本勢が、圧倒的に多くなっています。

Nゲージについては、日本では1965年10月に関水が日本型製品でデビューを飾り、製品はC50型SLとオハ30系の客車でした。1969年にドイツのフライシュマンがピッコロの愛称で、製造販売を始めました。現在同社はすでに機関車70種類、車両700種を超えるまでに成長しています。1974年に玩具メーカートミーが、香港製の旧国鉄二軸貨車群で登場してきて同じ年にED75型を販売しました。1976年には、トミックスブランドで本格的なトータル販売を展開しています。関水とトミックスが日本Nゲージ界のけん引役となり、その後グリーンマックス、ワールド工芸などが続いて日本の鉄道模型界の、主力分野に成長させてきました。

レールを接合