もっと楽しむ鉄道模型 ジオラマ作成のテクニック

鉄道模型 エアブラシのテクニック

鉄道模型の撮影

鉄道模型の塗装が好きな鉄道模型ファンは少なくありません。ただ、上手に塗装するには、ある程度のテクニックが必要になります。

塗装によく使われるのが、エアブラシで、コンプレッサーで圧縮した空気を利用して塗料を吹き付ける道具です。ムラなく塗装ができ、筆塗りでは表現が難しいグラデーション塗装も簡単にできるので便利です。

必要となる道具は、コンプレッサー、エアブラシ、接続ホースです。コンプレッサーは、エアーを送る機械です。様々なスペックがあるので、慎重に比較して選びます。

好みの塗料を溶剤で希釈して、少したれるくらいの粘度にします。いきなり塗料を吹き付けると失敗したときに困るので、試してから本番に臨みます。ブラシのボタン操作により、微調整しながら使っていきます。塗料の濃度が合わないと粒になったりして平滑に塗ることができないので、濃度を調整してきれいに塗れるようにします。距離と圧力を上手に調整して、一番良いところを見つけて吹き付けます。初めて塗る場合は、あまり考えすぎずに塗ることが大事です。間違って塗ってしまっても、後で塗りなおせばいいだけです。先端などの塗りにくいところは、先に塗っておくと美しく仕上げることができます。

鉄道模型 エナメル塗料の吹付塗装

ジオラマ作り

鉄道模型の塗料は、エナメル塗料や樹脂系塗料などいろいろあります。素材が金属かプラスチック、あるいはペーパーかどうかで使い分けたりします。シンナー系塗料は、プラスチック素材が溶けてしまいます。鉄道模型車両用の塗料は、マッハ模型やグンゼ産業などの製品がポピュラーですが、田宮模型からもプラ用塗料が販売されています。最近は缶スプレーやコンプレッサーなどで、吹付塗装を行うファンも多くなっています。筆塗よりも塗りむらが少なく、平面性に優れているからです。テクニックとしてはコンプレッサーの場合、ノズルのつまりを防ぐために常時手入れをしておくこと。また少量塗装の場合でも、塗料を余分に準備しておく必要があります。

吹付塗装の出来、不出来の80%以上はマスキングのテクニックによります。マスキングテープは、田宮模型の製品が定番になっていて幅の細いものから太いものまでありますので、使い分けていきます。さらに細いマスキングが必要ならば、厚い板ガラスの上に軽く張って、カッターナイフで細く切断して使用してください。マスキングのポイントは、ドアなど段差があるところをマイナスドライバーなどの先端などでしっかりと押さえて、隙間を作らないことです。